FC2ブログ
    「政次ロス」の記事が書けたので、やっとこの文章が書けるのだが、



    「直虎」政次処刑シーンに宿る大河黄金期のDNA
    https://www.nikkansports.com/entertainment/column/umeda-b/news/1875578.html





    という記事を読んだ時に、私も私にとっての大河ドラマの神回について考えて見た。

    が、回そのものでの出来で「これぞ大河ドラマの白眉っ!」と思いつくものがなかったんだな。

    さすがに一年を通して観るドラマという性格上、ひとつの大きな作品という長編小説(大河小説)的な要素が強いために、連作短編で白眉を選ぶようなワケにはいかないように思う。全てが関連し合ってクライマックスの感動に繋がるので。

    (ただね、『平清盛』のような駄作の場合はほぼ全編がつまらなかったために、時折面白い回として選ぶことはできるよ。私が選ぶ『平清盛』白眉の回は、第三十七回「殿下乗合事件」。脚本のバランスが良かった。というか、『平清盛』は勝負を投げたような脚本が多かったので、それが非常に残念な作品ではありましたね。)

    ということで、神回というものを思い出すのは諦めて(← 早いな;;)、大河ドラマで本気で泣いちゃった作品の話をしようかな。

    私が最終回で自分でも信じられないほど泣いた作品、それは

    [商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

    大河ドラマ 風と雲と虹と 完全版 第壱集 DVD-BOX 全7枚セット DVD
    価格:19440円(税込、送料無料) (2017/9/20時点)



    『風と雲と虹と』です。

    大河ドラマ全体としては、私が観た限りで一番好きなのは『国盗り物語』。あと『花神』、『太平記』。面白かったのは『新選組っ!』ですかね。

    だけど一番泣いたのは『風と雲と虹と』です。
    それはなぜか・・・・・・私が無知だったから。

    『風と雲と虹と』を観ていた頃の私は中学生で、幼稚園児の頃から「そがきょーだいのかたきはくどうすけつね(曽我兄弟の仇は工藤祐経)」と知っていたような変な人間ではありましたが歴史の知識に偏りが多く、というか時代劇で見聞きしたものしか知らないような人間だったため、平将門という人物に対してまったく知識がなく、このドラマで初めて名前を聞いたという状態だったもんで、もんで、もんで、その、平将門が反乱を起こしたけど失敗して死んでしまう(正しくは、彼が死んだために戦に負けた)ということを知らなかったワケです。

    それで、最終回で将門が死んじゃったのがショックで泣いちゃったんですね。

    私は歴史を知らないものだから反乱、というか将門の起こした革命は成功すると信じて疑わなかったのね。だって、将門は主人公じゃん。失敗するわけないでしょ、死ぬわきゃないでしょ、と。
    (歴史の授業で習ってたかもしれないが、私はあんまり真面目に授業を聞いてないヤツだし、人と生まれで気がついたら時代劇を観ていたという人間なので、子供心にも時代劇と本物の歴史は違うものだという大人な認識がなぜかあったため気がつかなかったのかな。うーむ;;;)

    ま、確かに、『風と雲と虹と』以前の作品で、最終回で主人公が壮絶な無念の死を遂げるという作品『樅の木は残った』があったけど、


    樅の木は残った


    それを観ていた頃はまだ小学生の中学年でもちろん権謀術数渦巻く物語の内容がハッキリ理解できる年齢ではなく、また、敵も味方も欺きながらお家のために死力を尽くす原田甲斐の行動がハードボイルド過ぎて、ま、今年の『おんな城主 直虎』の政次と同じようなことをやってるんだけど隙がなさ過ぎて可愛げがない(原田甲斐に比べると政次は脇が甘い、が幸せ者。甲斐の場合、手足として使う数名の部下はいたにせよ、盟友亡き後はただ一人で戦っていた)、と言うと物凄く可哀想だけど、その英雄的な非業の死

    樅の木は残った 原田甲斐
    (瀕死の状態でありながらも、すべては自分がやったことと工作し、罪を被って息絶える)

    最後的樅木 (樅ノ木は残った) 總集編 下部

    (1:01:15あたりから大惨事。(死ぬのは)まだだ・・・原田甲斐。まだだぞ・・・と最期の執念を見せる原田甲斐。平幹二朗、凄すぎ;;;)

    によってもたらされたものが悲惨さだけ(お家は安泰だったけど、原田甲斐の一族、男子は皆切腹させられて原田家は絶えた)という、子供心にも「なんだよ、それーっ」な厳しい物語だったために、ホント、子供には泣けない作品だったのよね。



    その最終回の模様は、こちらのページに詳しいです。

    「樅ノ木は残った」クライマックスシーン
    https://blogs.yahoo.co.jp/bgytw146/32815700.html




    だけど、中学生くらいになって観た『風と雲と虹と』はストーリーも理解できたために泣けました、というか大泣き。

    私はねー、将門の語る夢の坂東が、ユートピアが出来るって信じてたのよ。



    風と雲と虹と、平小次郎将門より


    「・・・皆、聴いてくれ。この坂東から国司は去った。公(おおやけ)は消えた。そして何が残ったか? ・・・・お主たちだ。我らだ。我らとは何だ? それぞれ将であり、武者であり、兵である前に、まず大地と共に働く人間だ。まぁ、ここのところが誰の胸にもすぐに落ちぬというのは当然だ。俺たちが生まれるずーっと前から、国には国司があり郡司があり、そして、遥か中央の京の都には公がある。このことに俺たちは、慣れすぎてしまっていた。まるで、世の始まりから未来永劫までな。しかし俺は、今、本元にかえってまっすぐに考えてみようとした。素直な心で単純にだ。すると、こんなふうに思えてきた。「今まで当たり前であったことが、実は当たり前ではなく、まさにその逆さまが、本当は当たり前のことなんだ」・・・そうではないか?そう思えてきたんだ。公の権威も勢力も消えた今の坂東、これが本然の姿なのだ。今、坂東には自然が戻った。そこには律(りつ・刑法)も無く令(りょう・行政法)も無い。な、第一歩から始めてみようではないか? 我らの手で・・・・・」



    歴史無知だったせいで、マジ、将門とそしてその一党と共に夢を見ていたんだよね。

    だから最終回で将門のこめかみに矢が刺さった時には目を疑った、

    平将門 最終回

    というか固まったよ。

    矢を放ったのは田原(俵)藤太(藤原秀郷)。

    藤原秀郷

    平将門 藤原秀郷
    (この写真もハンサムだが、最終回の乱れ髪も色っぽかったな露口茂)

    「将門と藤太はお互いに相手を認め合い、仲良しで理解し合っているのになんでーっ」と中学生の私はショック状態。

    そのままドラマはエンディングを迎え、将門の死によって総崩れとなった反乱軍というか革命軍と言いたい坂東武者連合はほとんどの武者が討ち死にし、乱は平定され(くそっ)、坂東ユートピアの夢は露と消えた・・・・。

    だが、静かな夜には農民たちの耳に将門の駒音が響き、「将門さまは生きている」とその再来を待ち続けるのであった・・・・。


    とか、やられてもねー、今の私だったら目に涙をうっすら浮かべて「滅びの美学だねー」とつぶやくくらい大人になってるけど、中学生の私はもう茫然自失だったよ。

    ドラマを観終わってそのまま自分の部屋に戻り、ずーっと泣いた。
    そして寝たけど、起きてもショックが忘れられず、その後数日は落ち込んでた。

    「なんでだよー、なんでなんだよー」
    と何度もつぶやきながら、正義が通らないこともあるという、マジな世の中の厳しさを知った出来事だったかもしれない。

    ま、ひょっとしたら前世で、というか今のスピリチュアルな考え方だと多次元の私に、この乱に参加した武者もしくは坂東ユートピアを夢見ていた人物がいるのかもしれないなー。
    私の先祖は信長の時代の頃の「みちのくの武士(もののふ)」だったことまではハッキリしてるんだが、その前を辿れば関東の平氏だったかもしれないということもあり、ひょっとしたらそれで血が騒ぐのかもしれない。
    (東北の武士たちのことを描いた大河ドラマ『炎立つ』を観ていた時は、毎回なぜか訳も分からず気分が高揚していたということもあったのよね。← おいおい;;)


    ま、大河ドラマの神回について考えていたら、そんなことがあったって思い出したよ。

    大河ドラマの『風と雲と虹と』に関しては割と映像が残っているみたいなので、また機会があれば観てみたいと思っているけど、最終回を観たらやっぱり今でも涙が出るな。

    『風と雲と虹と』(かぜとくもとにじと)第52話


    「将門さまは生きている」

    大人になっても、今も信じているんだな、坂東のユートピア。
    ああ、将門さま、カムバックっ!










    [商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

    【送料無料】 ちょんまげ天国 〜TV時代劇音楽集〜 【CD】
    価格:1944円(税込、送料無料) (2017/9/20時点)



    ※大河ドラマのテーマ曲に歌詞をつけて加藤剛さんが歌ってたようですね。

    風と雲と虹と レコード

    風と雲と虹と OP


    ♪友よ風のように駆けたくないか
    あの雲の峰を越えて行きたくないか・・・・♪
    (歌詞はこちら http://j-lyric.net/artist/a0005c1/l02643a.html)

    さぁ、みんなで一緒に唄おうっ!(なんだよ、それ;;;;)







    ペットのおうち
    ※ 犬、猫、小動物、魚、鳥、爬虫類、その他まで、ペットの里親募集情報サイト。



    関連記事
    TrackBackURL
    →http://greenbirdletter.blog31.fc2.com/tb.php/2229-726ae5e2