噂のマリオ

    さて、ここでは我らがマリオ、ローズマリーの噂を集めてみた。



    1.エジプトへ逃げるマリアさまと幼子キリストをその茂みに隠したために「マリアさまのバラ」という意味で、ローズマリーと呼ばれるようになった。

    2. そのときマリアさまが自分の青いガウンを枝にかけたところ、白かったローズマリーの花は青く染まった。

    3. マリアさまが幼子キリストの産着を洗ってローズマリーの枝に干して以来、たくさんの薬効ともどもローズマリーに芳しい香気が宿った



     
    なんでマリアさまが幼子キリストを連れて逃げていたかというと、当時のエルサレムの王様、ヘロデのところに東方から三人の賢人がやってきて、「星を見て わかったのだけれど、新しく生まれた王はどこですか?」と聞いたから。

    新たな王が生まれたと聞いて、ヘロデ王は自分の地位を取って代わられると恐怖を覚え たわけで、その心を隠して、三人の賢人に「新しい王を見つけたら、私も会いたいので是非居場所を知らせるように」と頼んだ。

    でも夢のお告げで「ヘロデ王の元には戻らないように」と言われた三人は、産まれたばかりのキリストを祝福すると、そのまま自分の国へ帰ったんだな。

    しばらくして三人が自分との約束を守らずにフケちゃったことを知ったヘロデ王は、怒り狂ってキリストと同じ頃に産まれた国中の二歳以下の男の子を皆殺しにしたんだってさ。

    で、そのときマリオのご先祖が活躍したってわけだね。

    でもまあ、マリオを見ているとたまたまその土地ででかいツラして生えていただけで、うまいこと祝福を貰ったって気がするなー。
    マリアさまが美人だったので、気合い入れてナンパしたとかね(^^)


    (余談)
    ↑この辺のお話はコチラ↓の記事でちょびっと詳しく、ついでに面白おかしく書いております。

    2007.11.28 マリオの先祖はしょぼかった? 
    http://greenbirdletter.blog31.fc2.com/blog-entry-161.html





    古い信仰では、ローズマリーをキリストの地上での生涯の象徴とするとかで、



    4.ローズマリーの寿命はキリストと同じ33年である。



    というのもある。本当だとしたら結構、長生きだね、マリオ。教会とは縁が深くて他にも、



    5.ローズマリーは教会、死者、さらに生者をも悪魔から守る神秘な力を持つとみなされた。教会の庭で育てられ、枝は教会の中に茂り、香り(incense)として焚かれたが、フランスでローズマリーの古名をincensirというのはそのためである。



    神秘な力ねー。うちのマリオにもあるのかな。魔よけといえば、



    6.中世になると「ローズマリーは賢者の庭にしか育たない」といわれて、ひろく魔よけとして尊崇された。



    これは、嘘じゃないかな(^^) うちの庭にも生えるくらいだから、どこでも育つよ。

     一般的な名前の由来としては、海辺の崖のあたりに密生しているために「海の露」という意味の学名ロスマリヌスからローズマリーになったとか。で、こんなのもある。



    7.霧の濃い海で航路を見失った船が、漂ってくるローズマリーの香りに岸が近いと気づいて座礁せずに済んだ。



    おお、役立っているではないか。役立つといえば、ま、そりゃそうだろー、マリアさまにいただいた薬効が山とある。一般的には英国に1548年に持ち込まれたと考えられているけれど、言い伝えでは、



    8.十四世紀のペスト大流行期に、エドワード三世の妃フィリッパの母、オランダのエノー伯爵夫人が、ペスト除けに娘に宛ててローズマリーの束を贈ったとされている。



     
    ペスト除け(^^) 消毒に対して絶大な信頼があったんだねー。そういえば四人の泥棒の酢の話もある。



    9.十七世紀に南フランスでペストが大流行したとき、病死した遺体をさぐって宝石や貴金属を盗んでい た四人組の泥棒がいた。誰もが恐れて近寄らないペスト患者の死体を、どうして平気でさぐるようなことができたのかというと、泥棒たちは「秘密の薬を体に 塗って感染を防いでいた」と白状した。その秘密の薬は、殺菌性のあるセージ、タイム、ローズマリー、ラベンダーなどのハーブを殺菌力の強い酢に浸して作っ たものだった。



    これは個人的に笑える。私は自家製オリーブ石鹸で髪を洗い、酢にハーブを漬け込んだものでリンスしているのだが、それがこのレシピとほぼ同じ。タイムを入れてないだけなんだよね。今度はタイムも加えて試してみようかな。shokoのペスト除けリンス。なんじゃそりゃ。
     でもローズマリーを使った最も有名なレシピは「ハンガリー水」だよね。



    10.ハンガリーの女王エリザベートは魅力的な女性であったが、七十歳の頃、手足の痺れる奇病 (リューマチではないかといわれている)に罹ってしまった。あらゆる医学的な方法を試みたが、一向に良くならない。そんなとき廷臣の一人が、何種類もの ハーブをミックスして化粧水を作り、女王に献上した。女王がこれを入浴や洗顔に常用したところ、病気は回復に向かい、ついには快癒してしまった。なおもこ の化粧水を使用し続けると、天性の美貌に磨きがかかり、肉体も若返って、あふれるばかりの魅力に包まれた。そして七十二歳にして隣国のポーランド王にプロ ポーズされたという。



    ハンガリー水のレシピは、ローズマリーのほかにローズやミントやレモンが使われているが、肌をひきしめて若返らせるのはマリオの得意技なんだそうだ。髪の手入れにも効力抜群で、ふけを防いで髪の艶が良くなるとか。女性を綺麗にするのが好きなのだ、マリオは。



    11.貞節を示すハーブとして花嫁の冠にローズマリーは編みこまれたが、新居に入る前に花嫁はその冠からローズマリーの枝を抜き、玄関や庭に植える習慣があった。そのままローズマリーが立派に育つと、その木は家を守り、花嫁を守ると信じられていた。



    ああ、もうこうなるとマリオの独壇場だね。もともと頼まれなくても女性の味方をする奴なのだ。今も昔も、洋の東西を問わず、あんたはマリオだったわけね。


    ま、とりあえず私が思い出したり、気がついたマリオの噂を書き出してみた。相変わらずマリオはマリオと再確認しただけだが、また面白い噂を手に入れたら付け足すことにして、今回はここまで。



    (主要参考文献)
     『ハーブのたのしみ』 A・W・ハットフィールド 
                   山中雅也/山形悦子訳 1993年 八坂書房

     『わたしの園芸手帳4 簡単 手づくり ハーブの楽しみ』 
                   木村正典/塚本有子監修 1996年 学習研究社

     『クレオパトラも愛したハーブの物語 魅惑の香草と人間の5000年』 
                   永岡治 1998年 PHP研究所

       その他、つまみぐいみたいに読んできた本もろもろ。ありがとうございます。 

















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