【内容情報】(「BOOK」データベースより)
     素敵な体験を綴る初エッセイ。第13回日本文芸大賞エッセイ賞受賞。
    【目次】(「BOOK」データベースより)
     宛名のない絵葉書/西表の青年・由五郎君/内蒙古の赤ん坊/ロンドンからの電話/小田先生のこと/密航/善光寺詣り/胡椒のお風呂/催眠術の話/サラゴサの祭り/お心入れ/一の太刀/ジャガーの寝心地/八甲田の木/十二支のコンパス/ホースメンズ・ハット/北極のインド人/お姫様の膝かけ/殿様の血/兆治さんへの花/ウサギの御守り/都荘の表札/あなたに褒められたくて







    高倉健氏が亡くなられた。享年83歳。

    高倉健 あなたへ

    所属事務所によると、「往く道は精進にして、忍びて終わり悔いなし」と天命 を全うした安らかな笑顔で旅立たれたそうです。また、この言葉は天台宗・比叡山延暦寺の大阿闍梨、酒井雄哉氏から贈られたもので、高倉健氏の座右の銘であったとも。訃報にまでお人柄が偲ばれるようです。

    <假令身止 諸苦毒中 我行精進 忍終不悔 (大無量寿経)>
     たとい身は、諸々の苦毒のうちに止るとも、我が行は精進にして、忍びて終に悔いじ。
     たとえどんな苦毒の中にあっても、すべての人を救い切る「南無阿弥陀仏」を成就するまでは決して精進(努力)してやめぬ。どんなに苦労しようと悔いはない。必ずやり遂げてみせるぞ。(と、阿弥陀仏が決意なされた時の言葉。)
    参照;浄土真宗講座「我行精進 忍終不悔」 http://www.shinrankai.or.jp/b/shinsyu/gagyoushoujin-ninjufuke.htm



    なんか、もうびっくりしました。

    その死のニュースというだけでもインパクトがあるのに、亡くなられたのが今月10日とのことで、一週間も前なんですよね。知らされた時にはもうすべてが終わっていたという、なんとも高倉健という俳優らしい水臭いまでの訃報で、ある意味で日本人らしい幕引きではあるのですが、やはりファンとしては一抹の寂しさを感じてしまいました。

    今この日本に「高倉健」という俳優がもう存在しないなんて考えられない、考えたくないような、それほど私にとっては当たり前の存在、日本を代表する役者さんでした。

    それでもその出演作全てを観ているワケではないという情けない私。
    結構な数は観ている筈なんですが・・・・。

    「高倉健」といえば、まず思い浮かぶのはヤクザ映画。

    網走番外地(予告編)

    (『手錠のまゝの脱獄』ってアメリカ映画が・・・)

    昭和残侠伝 唐獅子牡丹(予告編)

    (予告だけ観ると「沓掛時次郎」)

    昭和残侠伝 死んで貰います(予告編)



    どれだけ一世風靡していたかというと

    背中の銀杏が泣いている

    東大の大学祭のポスターがこうなっちゃったくらいですよ。(って、私よりも上の世代の方たちですけどね)
    「唐獅子牡丹」に「死んでもらいます」(相手がお竜さんなら「お伴いたします」)の健さん。

    そしてシャイな日本男児を体現する

    高倉健 「不器用ですから」CM 日本生命 セーター編 1984年 秘蔵映像


    「不器用ですから」の健さん。

    「幸福の黄色いハンカチ」予告編


    映画『野性の証明』より "戦士の休息"

    (憎まれることになっても、愛する娘(本当の親子じゃないけど)の記憶を取り戻させようとする健さん)

    映画『八甲田山』 予告篇

    (「不器用」だからちゃんと回り道コース、そして地元の女の子に意見、忠告を求め、それに素直に従う健さん)

    『南極物語』 予告編

    (置き去りにした犬のことを謝ってまわる健さん)

    それから日本を代表する俳優としての美男美女映画。

    動乱 第1部海峡を渡る愛/第2部雪降り止まず(予告編)


    日本を代表する俳優としての国際映画。

    映画『ブラック・レイン』(原題:Black Rain) 予告篇


    大石内蔵助だって演ってます。


    『四十七人の刺客』 予告篇

    時代は変わっても、やっぱり任侠渡世。

    夜叉 予告編


    そうですね、わたしが特に印象に残っているのは、自身のヤクザ映画のパロディともとれるような、実はすっごいマジメな、メルヘンですらあるヤクザ映画の『冬の華』。

    2012-0039

    (足長おじさんをやっているのに、それを告白できない健さん)

    渡世のしがらみで手にかけた男(『昭和残侠伝』他の兄弟分の池部良だよー)。その遺された子供を弟分(ああ、いつもの田中邦衛)に託し、その罪でちゃんと服役して、獄中から「ブラジルの叔父さん」として子供に手紙を送り(それをからかった服役仲間は悲惨な目に;;)陰ながら支える健さん。出所する頃には子供は美しい娘に成長し、弟分は事業も成功して羽振りが良くなってる。厳しかった親分は「シャガールはいいぜぇ」というような人間になってるし(出所祝いが高級絵画;;)、親分の息子は自衛隊に入って立派な好青年になってたり、他の弟分たちもそれなりに成功してカラオケに興じていたりして。服役中にすっかり変わってしまった状況に、足を洗う気になってしまうし、成長した娘に「ブラジルの叔父さん」と告白してみたい気もするが、それができないことは自分でもわかってる(親の仇だもんな)。だか、その矢先、カラオケのマイク争い(対抗勢力の仕掛けた罠)から弟分たちも殺されたり殺したりの修羅場、そしてついに親分が殺され(シャガールでおびき出されたんだよ)、親分の息子は復讐のためにヤクザ家業に身を投じようとする。親分の遺言「息子だけはヤクザにしたくない」を知っている健さんは、再び自分が手を汚すことを決心する・・・・・。

    なんか私にとっては「冬の華」のような役者さんでしたね、高倉健。


    そして、観てないのでこの作品が観たいかなー、『単騎、千里を走る。』


    <商品の詳細説明>
     『HERO』『LOVERS』のチャン・イーモウ監督、『鉄道員(ぽっぽや)』の高倉健主演という、アジア映画界最高峰の顔合わせで贈るヒューマンドラマ。
     ある日、息子・健一の命が残りわずかだと知った高田剛一。彼は息子が遣り残した仕事を成し遂げようと単身、中国へと渡る。中国を旅する中で彼は多くの人々と出会い、そして遥か昔に失っていたものを徐々に取り戻していく…。
    【ストーリー】
     主人公・高田剛一(高倉健)は長年疎遠になっていた息子・健一(中井貴一)の命が残りわずかだと知ったとき、初めて息子ともう一度やり直したいと思った。高田は、健一の嫁・理恵(寺島しのぶ)の制止を振りきり、単身、中国の麗江市を訪れる。三国志の関羽にまつわる仮面劇「単騎、千里を走る。」を撮影するという、民俗学者である息子の遣り残した仕事を成し遂げるために・・・。^.^

    『単騎、千里を走る。』 日本予告篇


    題名だけで『三国志演義』のあの勇壮な関羽を思い出しますが、実力ある本物の日本の役者さんが少なくなった昨今、まさに高倉健氏には「単騎、千里を走る」という風情があったように思われます。

    そんなふうに逝かれてしまったんですね。

    ああ、御名残り惜しい。

    心より御冥福をお祈りします。











    【内容情報】(「BOOK」データベースより)
     このストーリーを胸の星に!俳優高倉健が世界中で出会った優しい心。
    【目次】(「BOOK」データベースより)
     アフリカの少年/北極のインド人/南極のペンギン/ハワイのベトナム料理人/比叡山の生き仏/オーストラリアのホースメン/ふるさとのおかあさん/奄美の画家と少女/ポルトガルの老ショファー/沖縄の運動会


    【内容情報】(「BOOK」データベースより)
     一九九五年から二〇一二年…。日本最後の映画俳優を追い続けた著者の一八年の集大成が一冊に。健さんの仕事観、人生観、好きな映画まですべてがわかるインタヴュー集。
    【目次】(「BOOK」データベースより)
     1 初めて語った「何度も見た映画のこと」/2 『鉄道員ぽっぽや』の撮影現場で/3 20世紀の宝物/4 仕事について/5 祈る役者/6 一言一句、僕のセリフへの想い/7 世界を動かした「気働き」/8 日本人の心を射止めた「名言」分析/9 「あなたへ」最後の映画俳優の演技


    【内容情報】(「BOOK」データベースより)
     1971年に制作されながらも書店店頭に並ぶことのなかった“幻の書”のリニューアル完全版。遠藤努撮影による“俳優・高倉健”のスチール写真を中心に貴重なプライベート写真やスナップも含めて横尾忠則が編集した圧巻の370ページ。加えて細江英公、立木義浩、森山大道、石黒健治ほか豪華写真家の競演による作品、横尾忠則による高倉健インタビュー・年譜なども収録。永らく入手困難となっていた原本を横尾忠則監修により復刻。最新の高精度印刷技術により収録写真を原本より鮮やかに再現、新たな図版も大幅増補し、さらに美麗貼函におさめた愛蔵版。付録として横尾忠則による当時のあとがき、制作ノート、書き下ろしエッセイを収録したリーフレットを付す。
    ※ 横尾忠則氏といえば、高倉健さんの自宅が火事の時に駆けつけ、当の高倉健さんが「横尾さん、お忙しい時にすみませんね、コーヒーでもどうぞ」と言ってコーヒーを出されたので飲んだという伝説が有名。真面目だ、健さん!


    <商品の詳細説明>
     フォトブックの写真部分は、写真家・今津勝幸氏が過去30年にわたって撮影した壮年以降の高倉氏の写真と、最近の撮り下ろしを掲載。また特別に、誕生から今日までの高倉氏秘蔵の未公開プライベートフォトをふんだんに使用。さらに、俳優生活50年の足跡を辿る資料的な意味合いも込めて、デビュー作から最新作まで204本の映画スチールがズラリと並べられています。
     本文部分は、上京前の少年時代の逸話から、学生時代の思い出、役者になってからの忘れられない人たち、そして亡き恩人たちへの手紙などで構成。日本が世界に誇る高倉健という「美しい日本人」の姿と想いを後進たちに伝えるフォトブック。
     健さんファンから、一般の映画ファンまで贅沢に楽しめるこの豪華な一冊は、おそらく今後二度と実現しないスペシャル企画です。
    【内容情報】(「BOOK」データベースより)
     日本映画界最後のカリスマが遙かに想う、故郷、映画、出会い、そして、別れ-。この国のすべての人たちの胸に焼きつけたい「健さん」のまなざしと秘めた想い…ここに。
    【目次】(「BOOK」データベースより)
     発-プロローグ/望郷-父の涙・母の言葉/上京-明治大学へ入学/映画-東映任侠シリーズから高倉プロへ/旅-四季・出会い・いのち/想-エピローグ
    【著者情報】(「BOOK」データベースより)
    高倉健(タカクラケン)
     1931(昭和6)年、福岡県生まれ。明治大学卒業後、1956年、二十四歳でデビュー。『日本侠客伝』『網走番外地』『昭和残侠伝』など任侠シリーズのヒットで“健さん”人気を確立。70年には『燃える戦場』でハリウッド・デビュー。78年、第1回日本アカデミー賞では『八甲田山』『幸福の黄色いハンカチ』の二作品で最優秀主演男優賞。99年の『鉄道員』は、第23回モントリオール世界映画祭主演男優賞、第44回アジア太平洋映画祭主演男優賞、第42回ブルーリボン賞主演男優賞、第23回日本アカデミー賞最優秀男優賞を受賞。平成十八年度文化功労賞者顕彰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



    (おまけのBGM)

    鉄道員 (poppoya railway man)







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