【内容情報】(「BOOK」データベースより)
     戦争のひもじさのなかで弟を失った著者が紡ぎ出す珠玉のエッセイ。
    【目次】(「BOOK」データベースより)
     青春の始まりは人生の始まり/フロアと舞台の間/わかりいい言葉/わらべうた/あまりにも心情的な夢二論/山田洋次さんとチェーホフ/沖縄よ/「宇野重吉一座」の民話劇/燕よお前はなぜ来ないのだ…/小説を書いて多喜二は殺された/日本の歴史を外から見る視点を(住井すゑ対談)/不正とたたかう政治と愛情は表裏(市田忠義対談)
    【著者情報】(「BOOK」データベースより)
    米倉斉加年(ヨネクラマサカネ)
     1934年福岡市生まれ。俳優、演出家、絵本作家、絵師。1957年劇団民藝水品演劇研究所入所。2000年劇団民藝退団。フリー。主な受賞-1967年「新劇」演技賞第1回紀伊國屋演劇賞。1976、77年ボローニャ国際児童図書展グラフィック大賞連続受賞。1981年日本アカデミー助演男優賞。1988年第23回紀伊國屋演劇賞など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)







    米倉斉加年氏が亡くなられた。享年80歳。

    米倉斉加年

    この方の出演されているドラマも映画も本当にたくさん観ましたから、今、急に何か書こうとしても、かえって思い出せないくらいで。

    すぐに思いだせるのは、大河ドラマ『花神』の桂小五郎役でしょうか。

    花神・桂小五郎

    「長州は死にすぎた・・・・・」という感慨深い台詞が、今も耳に残っています。

    で、ふと、動画検索してみるとなんと、そのシーンがあるじゃないですかっ!

    長州の恥じゃ、斬っちゃる 大村益次郎襲撃

    (14:44あたりにその台詞。米倉氏登場シーンとしては12:21あたりから。)

    ああ、ネットって凄いっ。数十年ぶり(36、7年ぶりくらい?)に観たよーっ! ありがたいこってす。


    あとは、長時間ドラマで乃木将軍を演じられていたと思いますが、あれが印象深かったですねー。今でも乃木神社で御夫妻の御写真を見るたびにそのシーンを思い出すくらいで。

    調べてみると、TBS3時間ドラマ『獅子のごとく』↓というドラマでした。

    獅子のごとく

    武人というよりも内面は芸術家肌の乃木希典将軍が、真面目な性格からとにかく武人としての生き方、死に方を全うしようとする悲劇が描かれてまして、その最期のシーンの演技は鬼気迫るものがありました。立派な帝国軍人として死ぬために、その死(殉死)を完璧に演出するために、夫人に「どうか一緒に死んでくれっ」とか懇願するんですよね。夫人はといえば、これから銀座かどこかにショッピングなんかに出掛けるつもりだったりするんですが、いきなりそんなこと言われたってあなた、ってドラマを観ている私は思った記憶が残ってます。

    ま、昔一度観ただけのドラマなんでいろいろと記憶違いがあったらゴメンナサイなんだけど;;

    一方で映画なんかでは、「男はつらいよ」寅さんシリーズでも、なかなかいい味、出してました。
    一人の女性に一途に恋心を傾ける真面目なインテリ(大学の助教授)男に、

    岡倉先生とお千代坊



    地元帝釈天の巡査役

    葛飾立志編 桜田淳子 さん 熱演

    (00:15あたりから、笑えます米倉斉加年。)

    苦労の多いエリート証券マンまで、

    車寅次郎らしさ 第34作 男はつらいよ 寅次郎真実一路


    車寅次郎らしさ 第34作 男はつらいよ 寅次郎真実一路


    たったひとつの映画シリーズにおいてもこの役柄の幅の広さ、ホントにどんな役でもできる、またものすごく安定感のある素晴らしい役者さんでしたねー。



    このように役者さんとしても素晴らしい方だったですが、画家としても才能あふれる方でした。



    上記2作品はボローニア国際児童図書展青少年の部で、2年連続のグラフィック大賞を受賞しました。

    米倉氏の作品は、独特の雰囲気がありましたよねー。

    米倉斉加年・絵1

    米倉斉加年・絵2

    それもそのはず、米倉氏は絵を描くことについては、きっちりと自分なりの掟を持っていたそうです。
    (絶対に他人の真似をしない。「うで」より「目」に従うこと。「目」が良しというまで書き直すこと。自分の「目に適わぬ 絵は、どんなに描き込んでいようが、時間をかけていようが破り捨てることに決めていた。等々)
    (詳しくは米倉斉加年氏の公式HP『まさかね見世』◆青春の道標(日本経済新聞連載)「対象限らず「目」で描く 芝居と連動、自由体現」の記事を御覧くださいませ。)

    ミステリマニアだった頃の私が一番お世話になったのは、その絵の方でしたね。夢野久作作品はみんな、米倉氏がお描きになった表紙の角川文庫で読みましたから。

    ああ、なんか、いつにも増してとりとめのない文章になってしまったけど、ホントに改めて考えてみると、何を書いていいかわからないほど、そのいろんな才能で楽しませてくれた方だったんだなと思います。

    惜しい才能がまたひとつ、この世を去ってしまったんだなぁ・・・・・。


    ありがとうございました。
    心より御冥福をお祈りします。











    <内容詳細>
     昭和十年一月、書き下ろし自費出版。狂人の書いた推理小説という異常な状況設定の中に著者の思想、知識を集大成し、「日本一幻魔怪奇の本格探偵小説」とうたわれた、歴史的一大奇書。


    犬神博士 角川文庫 / 夢野久作 【文庫】

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    価格:648円(税込、送料別)


    <内容詳細>
     おカッパ頭の少女のなりをした踊りの名手、大道芸人の美少年チイは、風俗壊乱踊りを踊ってワイセツ罪でつかまるが、超能力ぶりを発揮して当局者をケムにまく。つづいていかさま賭博を見破ったり、右翼玄洋社の壮士と炭坑労働者とのケンカを押さえるなど八面六臂の大活躍。大衆芸能を抑圧しようとする体制の支配に抵抗する民衆のエネルギーを、北九州を舞台に、緻密で躍動的な文体で描き出す、夢野文学傑作の一つ。

    瓶詰の地獄 角川文庫 【文庫】

    瓶詰の地獄 角川文庫 【文庫】
    価格:562円(税込、送料別)


    <内容詳細>
     極楽鳥が舞い、ヤシやパイナップルが生い繁る、南国の離れ小島。だが、海難事故により流れ着いた可愛らしい二人の兄妹が、この楽園で、世にも戦慄すべき地獄に出会ったとは誰が想像したであろう。それは、今となっては、彼らが海に流した三つの瓶に納められていたこの紙片からしかうかがい知ることは出来ない…(『瓶詰の地獄』)。読者を幻魔境へと誘う夢野久作の世界。「死後の恋」など表題作他6編を収録。
    ※ 「瓶詰の地獄」はヘンリー・ドヴィア・スタックプールの『青い珊瑚礁』の夢久版ですね。こーなっちゃうんだよなー、夢久;;



    【内容情報】(「BOOK」データベースより)
     明治35年、東京、丸の内演芸館。美貌のピアニスト・井ノ口トシ子が演奏中、喀血して倒れた。自身の命が長くないことを悟ったトシ子は、同い年の歌舞伎役者・中村半次郎に宛て、身の上話を綴った長い手紙を送る。彼女の出生に隠された秘密とは?「押絵の奇蹟」江戸川乱歩をして「グッと惹きつけられてしまった…私は読みながら度々ため息をついた」と言わしめた表題作の他、「氷の涯」「あやかしの鼓」を収録。
    【目次】(「BOOK」データベースより)
     氷の涯/押絵の奇蹟/あやかしの鼓
    ※ うー、角川文庫の『押絵の奇蹟』といえば、私はこっち↓のイラストです。

    押絵の奇蹟2

    同時収録作の「氷の涯」が好きで好きで、私が何度も読んだ文庫はこのインパクト強烈な表紙だったもんで。少女の表紙もいいんだけどね・・・・。






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