この間ちょこっと書いた映画『情人结(初恋の想い出)』

    『初恋の想い出』

    そもそもこの映画を観たいとすごーく思ったのは、たまたま動画サイトでこの映画のラストシーンを見かけたからなんです。

    愛する二人が結婚写真を撮ろうとしている(ようだ)。なのに

    『初恋の想い出』111

    こんな顔をしている。

    『初恋の想い出』10
    『初恋の想い出』12
    『初恋の想い出』11

    これはいったいどんな話なんだ? と思っちゃいましたよ。

    情人结 08

    (9:00あたりから記念撮影のシーンで、印象に残るラストシーンは9:50くらいですかね。)


    まぁ、そのへんから始まってる興味関心と、前回にも書いたように「字幕なし&言葉わかんない状態」で観たもんで、私はこの映画はアン・ハッピーエンドだと思ってたんですよ。題名だって『初恋の想い出』だから。


    (やっと再会したデートシーンのBGMが、あの悲恋映画(純愛映画でもあるけど)『ライムライト』のテリーのテーマだし(これって、そうだよね?)、ラストの写真撮影の時の音楽が、(これは個人的な事情だけど)タイムトラベル悲恋映画『ある日どこかで』に似ていたもんで。)

    Limelight (1952) - The Ending


    Somewhere In Time Trailer




    なんだけども、沢木耕太郎さんの素晴らしいレビュー(『銀の街から』沢木耕太郎「初恋の想い出 ~ロミオたちの哀切な「その後」」)や、ちゃんとこの映画を観た方たちの記事とか拝見しまして、どうやらこの映画は、ハッピーエンドにもアン・ハッピーエンドにもどっちにもとれるように作られていたことがわかり、なかなか深い作品だったんだな、と後で思いました。スミマセン。
    (「想い出」という言葉は、ハッピーエンドの場合は、辛い過去はもう決別することができた→だから「想い出」という意味になりますよね。いやー、邦題をおつけになった方も並々ならぬセンスだよな。)

    で、不思議に思ったんですよ。

    私は自他ともに認めるハッピーエンド好き。
    その私が、いくら先入観があったとしても、この作品が意図的に結末を曖昧にしていたからとしても、いとも簡単にアン・ハッピーエンドだと思い込むなんて、なぜそんなことが起こったんだろうと。

    で、気がついたんです。
    それは私が、以前、わたせせいぞう氏の『ハートカクテル』シリーズを愛読していたからだと。



    『ハートカクテル』という作品は、大人の、というか、大人と言ってもそこに描かれている恋人たちは20代後半から30代そこそこ、いいとこ半ばくらいな感じだと思ってるんですが、ま、そういった大人の男女のさまざまな恋愛模様をスタイリッシュに描いたシリーズ、ですね。

    ま、今、それらを思い返すと、もうホントにバブル華やかなりし頃の香りがする作品群ですよ。

    わたせせいぞうイラスト8

    で、その『ハートカクテル』で、ことさらに構えて恋人たちが写真を撮る時の話に、この映画『情人结(初恋の想い出)』のラストシーンと同じような展開のものが何個かあったんですよ。

    それが結構印象に残る作品だったんで、同じシチュエーションのものを観ると、頭の中で自動的に『ハートカクテル』化してしまったようです。

    この2作品

    ハートカクテル vol.106 セピア色のスマイル
    ハートカクテル vol.248 すまして・笑って・そして・泣いた
    動画貼りたかったんですけど貼れなかったんで、興味のある人はリンク先で御覧になってくださいませね。


    今この時が、二人の最後の時間になってしまうかもしれない。
    そう思ったときに男は言う。「後悔しているのは、君と一枚も記念写真を撮らなかったこと」
    そして女も「そうね」と答える。「私たちには必要ない、って思ってたから」と。


    そう、幸せな恋人たちには、記念写真は必要ない。
    恋人たちが、ことさらに構えて写真を撮ろうとする時には理由がある。

    「写真」という「形」の「記念」が欲しいから。
    二人の愛が、「形」として残さないと消えてしまうようなものに、そんなものになってしまいそうだから。


    ・・・・・・・・・・・・

    というワケで、私は哀しい恋人たちが記念写真を撮るというと、そんな風に考えるようになっていたんですよ。

    なんかとりとめのない記事になってしまいましたが、ちょっと幸せそうな恋人たちの絵を貼って終わろうかな。

    わたせせいぞうイラスト1

    わたせせいぞうイラスト2


    『初恋の想い出』6

    『初恋の想い出』7


    世界中の恋人たちが幸せになれるといいなー・・・・。










    【ストーリー】
     家族の干渉が多岐に渡り、儒教的価値観として根強く残っていた80年代の中国。チー・ラン(ヴィッキー・チャオ)とホウ・ジア(ルー・イー)は同じ官舎で育った幼馴染み。大学を受験する頃から、ふたりは自然に恋心を抱きはじめるが、お互いの両親は、なぜか彼らの交際を認めない。理由は、過去に自殺したホウ・ジアの父と関係があるらしい。そんな周囲の反対をよそに惹かれあうふたりには、長きに渡る様々な苦難が待ち受けていた。家族の同意なしでは、結ばれない時代に赤い糸をたぐり寄せ続けたふたりの初恋を巡る30年の軌跡。



    初恋の想い出











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