今の季節の桜は、たった一日で

    稲荷神社の桜2014/3/28-1

    稲荷神社の桜2014/3/29-1

    稲荷神社の桜2014/3/30-1

    様変わりしていく。

    それは本当に

    善通寺の公園の桜2014/3/28-1

    善通寺の公園の桜2014/3/29-1

    善通寺の公園の桜2014/3/30-1

    薄情なほどだ。

    一昨日こんな状態だろうと、

    善通寺の公園の桜2014/3/28-11

    今日こんな状態だろうと、

    駐車場の枝垂れ桜2014/3/30-1

    大した差はなくすぐに花咲く。

    もう始まってるものもある。

    お散歩道の公園の桜2014/3/30-1

    それは桜時間。
    妖魔の時間だ。


     桜の樹の下には屍体(したい)が埋まっている!
     これは信じていいことなんだよ。何故(なぜ)って、桜の花があんなにも見事に咲くなんて信じられないことじゃないか。俺はあの美しさが信じられないので、この二三日不安だった。しかしいま、やっとわかるときが来た。桜の樹の下には屍体が埋まっている。これは信じていいことだ。・・・・

         (梶井基次郎「桜の樹の下には」)


    それは学校で習ったことだから、たいていの人は知ってることだ。


    ・・・・
     いったいどんな樹の花でも、いわゆる真っ盛りという状態に達すると、あたりの空気のなかへ一種神秘な雰囲気を撒き散らすものだ。それは、よく廻った独楽(こま)が完全な静止に澄むように、また、音楽の上手な演奏がきまってなにかの幻覚を伴うように、灼熱(しゃくねつ)した生殖の幻覚させる後光のようなものだ。それは人の心を撲(う)たずにはおかない、不思議な、生き生きとした、美しさだ。
     しかし、昨日、一昨日、俺の心をひどく陰気にしたものもそれなのだ。俺にはその美しさがなにか信じられないもののような気がした。俺は反対に不安になり、憂鬱(ゆううつ)になり、空虚な気持になった。しかし、俺はいまやっとわかった。
     おまえ、この爛漫(らんまん)と咲き乱れている桜の樹の下へ、一つ一つ屍体が埋まっていると想像してみるがいい。何が俺をそんなに不安にしていたかがおまえには納得がいくだろう。・・・・

         (梶井基次郎「桜の樹の下には」)


    ・・・・なんて、曇り空で見る満開前の桜がちょっと怖い感じなので、思い出しちゃったよ。

    ま、桜の花の盛りはあっという間なんで、あと一週間くらいってとこだけど、

    善通寺の公園の桜2014/3/30-1

    善通寺の公園の桜2014/3/30-2

    善通寺の公園の桜2014/3/30-3

    なるべく楽しくお花見できるように、良いお天気になりますように。











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    【目次】(「BOOK」データベースより)
     檸檬/城のある町にて/泥濘/路上/椽の花/過古/雪後/ある心の風景/Kの昇天/冬の日/蒼穹/筧の話/器楽的幻覚/冬の蝿/ある崖上の感情/桜の樹の下には/愛撫/闇の絵巻/交尾/のんきな患者/詩二つ/小さき良心/不幸/卑怯者/大蒜/彷徨/裸像を盗む男/鼠/カッフェー・ラーヴェン/母親/奎吉/矛盾の様な真実/瀬戸内海の夜/帰宅前後/太郎と街/瀬山の話/夕凪橋の狸/貧しい生活より/犬を売る露店/冬の日/汽車 その他/凧/河岸 一幕/攀じ登る男 一幕/栗鼠は篭にはいっている/闇の書/夕焼雲/奇妙な手品師/猫/琴を持った乞食と舞踏人形/海/薬/交尾/雲/籔熊亭/温泉






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