【送料無料】『平家物語』入門 [ 山下宏明 ]

    【送料無料】『平家物語』入門 [ 山下宏明 ]
    価格:1,995円(税込、送料別)


    【内容情報】(「BOOK」データベースより)
    時代の転換期を生き敗者となった平家。動乱の時代を記憶する琵琶法師が歴史的事実を乗り越えて伝えようとした「平家」の物語を読み解く入門書。

    【目次】(「BOOK」データベースより)
    いくさ物語と琵琶法師/時代を動かす清盛/院側近の動きと山門大衆/怨霊の妨害に抗う清盛/摂津源氏頼政の遺恨/「盛者」清盛に「冥衆」の審判/頼朝が挙兵/高倉上皇の死から義仲の登場へ/盛んなる者、清盛の死/義仲、破局へ多様な武士の生き様/平家、京を離脱、筑紫を漂泊/異文化の接触、頼朝と義仲/源平、一の谷の合戦/平家公達の思い/墓穴を掘る義経/平家、破局へ/源平のくさ物語を閉じるために/断絶平家へ/潅頂巻の建礼門院/結論一 転換期の人々/結論二 語りの方法と今後の課題






    本日の清盛くん。
    今週は熱病のため寝巻き姿(でも絹の上等なやつだよ)。その後、生霊になったり死霊になったりでそのままの姿で徘徊しまくります。
    まだ死にたくないので泣いちゃったりもしましたが、ほとんどは穏やかな笑みを浮かべておりました。
    もう自由な思い通りの世界の住人なので、若返ったりするとあの汚い高平太(たかへいた)姿にもなったりして。


    他の平氏の皆さんは、オールスターキャストでお出迎え。清盛くんからの温かい遺言、というかねぎらいの言葉に一同、涙なみだでございました。


    頼朝(よりとも)くんは、本日は凛々しい棟梁になってましたねー。もう「綺麗」とか誉めるのが失礼なくらいでした。ドラマの中でも、一年を通してかなり成長したキャラでしたね。それにしても、私がこれまで観た時代劇の頼朝役では、最もハンサムな、ああやっぱり「綺麗な」頼朝でしたね。

    カッコいい&可愛い義経(よしつね)くんは、お兄ちゃんに自分の心をわかってもらえなくて泣いてます(みんな、あの流行歌狂いのバックギャモン男(後白河法皇さま)が悪いんだけどさ)。どんどん追いつめられてます。そして・・・・ついに弁慶(べんけい)と共に旅立つのであった・・・。



    さて、本日のストーリーは、・・・・

    熱病で危篤状態となった清盛くんは、生霊となって西行(さいぎょう)くんの元へ姿を現します。死霊となってからも西行くんの力を借り、平家一門に遺言、そして時を経て頼朝くんの前にも現われます。清盛くんの亡きあと平家は滅び、主だった人々もこの世を去り、そして、この物語の語りをつとめた頼朝くんも没して、まさに「ただ春の夜の夢のごとし」全てが「偏(ひとえ)に風の前の塵(ちり)に同じ」となりました。その頃、海の底で目覚め宋剣を手にした清盛くんは、水底の都に迎え入れられ、懐かしい人々と再会するのでした・・・。


    今回はダイジェストムービーが無いので、ラスト数回分ダイジェスト版の予告編はこちら。


    ああ、なんとか全編(10分しか観られなかった回もあるけど)観終わりました。
    とにかく、エラかったな私(実は香川方言では「えらい」というのは疲れたという意味で使います。つまり「偉い」という意味も含めて二重のつもりでこの言葉を使ってしまうよ)。

    さて、本日の感想ですが・・・

    そうか、これが噂の「西行のスーパーイタコ状態」か。

    清盛くんが主人公のドラマでなんとか「けり」をつけようとすると、この手しかないですかね。ま、この設定を通用させるのには、相手が大河ドラマなんで作家さんは勇気がいったと思いますが、やってしまえば確かにストーリー展開がやりやすい。

    おまけに・・・さすがに平家一門の皆さんに直に遺言、というかねぎらいの言葉をかけていくシーンでは、みんなが涙なのも納得で、私も一緒になって涙ぐんでしまいましたよ。

    ホントにねー「画面が汚い」だの「視聴率が大河ドラマ史上最低記録更新」だの、いろいろと皆さんも苦労があったと思います。主演俳優さんからのねぎらいの言葉に、キャスト、並びにスタッフ一同も涙したことでございましょう。

    それにしても・・・・清盛くんの義弟の時忠(ときただ)に対して「時忠あらずんば平家はあらず」とか清盛くんが斬り返したのは笑ってしまいました。
    なんか、前半の平氏一門シーンのアットホーム・ギャグを思い出しましたねー。そうだなー、後半ももっとアットホーム・ギャグが欲しかったな。

    平家滅亡シーンは、時間の関係であっさりと処理されておりましたが、ま、平家の女たち&安徳天皇の入水と「碇知盛(いかりとももり)」で充分か。知盛さんには、両手に冥途の供を一人ずつでも抱えて飛び込んで欲しかったけど、ま、いっか。こんな状態なので、義経くんの「八艘飛び(はっそうとび)」もなかったのはしょうがないね。

    それにしても時子(ときこ)さん役の深キョンは可愛らしすぎでした。平家のゴッドマザーにはまだ迫力が遠かったけど、可愛くて綺麗だったから許す(なんたって、清盛くんから「紫の上」とお褒めの言葉をもらってましたからねー)。迫力の時子さんは、以前の大河ドラマ『義経』で松坂慶子さんが観せてくれましたのでね、それでいいよ。(『義経』の時子さんは、清盛の遺言を捏造(頼朝の首を供えよ、はあのドラマでは時子さんが捏造したことになっていた)するような人だった。)

    ああ、それから清盛くんの(血の繋がっていない)弟の頼盛(よりもり)くん。平氏の嫡流の血を守るために頼朝くんに下りましたが、このドラマの解釈が、頼盛くんに対する最も納得のゆく、というか好意的なものですね。現実には卑怯者、裏切り者扱いされている彼なんですけど、「平氏は常に一連托生」を身をもって染み込ませている彼にとっては、裏切ることが一門と一蓮托生になれる(生き残ることこそが彼の平氏の中での最重要任務だから)道だったですからね。清盛くんの遺言の好意だけ胸に抱いて主従の縁も切り、ただ一人卑怯者の道をゆく彼はカッコ良かったし、(腹違いだけど)実の弟の義経くんを殺してしまう頼朝くんの前で微笑んでいるのも、なんというか、戦さでは確かに平家は負けたけど、人間としては勝ってたんだという感じがしましたね。


    そして、最後までバックギャモン、もとい双六をやってた後白河院(ごしらかわいん)さま。さすがに頼朝くんでは若造すぎて、遊びのお相手としてはイマイチだったようですね。というか、もうそろそろ寿命も尽きるようなので仕方ないか。

    今回は後白河院の老けメイクは、初めて絶好調でしたね。西行くんも老けメイクをちょっと強くしてましたかね。そうそう盛国(もりくに)くんの餓死メイク、かなり、でした。お疲れさまです。(でも盛国くんがずっと清盛くんが首にかけてた銭の数珠(でいいのかな?)を、死の間際まで手に握っていたのは泣かせましたね。)


    さて、義経くんと弁慶の最期。弁慶の血糊のつき方って、昔の大河ドラマの『源義経』の緒方拳さんっぽかったです(ほとんど記憶にないけど、スチール写真の印象から、ね)。立ち往生は、私は同じNHKの『武蔵坊弁慶』の中村吉右衛門さんの、最期にむーって息を吐ききって、目を見開いての立ち往生が一番印象に残ってるかな。ま、この弁慶も眉間に矢を受けながら(マジ即死だよ;;)それでも頑張ってましたね。

    義経くんは、女性関係のエピソードがまるで無かったので、たった一人の自刃が寂しそうで可哀相でした。(でも「ドカーン」じゃなくて良かったです。←わかる人には分かる;;)


    <ああ、そういえばねー、清盛くんの死の直前に立ち上がるシーンですけど、大抵の時代劇ではこういう演出になっていて、それがいつ頃からそうなったかは知らないです。でもね、いつだったか、年末の民放の時代劇の義経ものだったと思うんだけども、若山富三郎さんの演じた清盛は、庭まで飛び出して、最後に素晴らしい薙刀の殺陣(ま、ひとり演武みたいなもんですが)を観せてくれて、あまりのエンターテイメントぶりに、私は感激しましたね。・・・突然こんな話してゴメンね;;>


    そうですね・・・書こうと思えばまだいろいろと書くことがありそうな気もしますが、このへんで一応やめときます。

    私の望みどおり、波の下の、水の下の、海の中の都で、平家一門が幸せそうに終わってくれて、ホント良かったです。

    ま、できれば兎丸がしっかり都を整えていて「ほら、見ろや、きよもりー」とか苦心の作を見せてくれるとか、「清盛さまーっ」と義経くんも水底の都に居るとか(なんか、清盛くんが西行くんを通して頼朝くんに会いに行ったのは、弟討伐をヤル気にさせて、水の都に義経くんをスカウトするためではなかったかとも、考えたりもしなくもなかった。だって義経くんは、頼朝お兄ちゃんの前でも「清盛さま」とさま付けだったもんね)、もっと楽しい海中都ライフも観たかったけども、そこまでいくと妄想の世界だもんね;;



    とにかく、『平清盛』観終わりました。よかった、よかった。

    また、後日、全体を振り返っての感想とか、時間があるときに書きたいとは思ってますが・・・。

    とりあえず「本日の清盛くん」シリーズは終了です。
    おまけの感想編でまたお会いしましょう。なんちゃって。

    はてさて、そのおまけは、どうなりますことやら。






    <本日のおまけ>
    Antoku Becomes A Dragon (2/2)
    Musashibo Benkei 2-2









    【内容情報】(「BOOK」データベースより)
    『平家物語』などの軍記物により後世に伝わった源平合戦は、ともすれば紋切り型の合戦譚と考えられがちだ。だが、本当に平氏に勝ち目はなかったのか、また両者の明暗を分けたものは何かと検討していくと、新たな解釈や教訓を導き出すことができる。世界の戦史に詳しい著者ならではの視点で、23の合戦を選び、戦いの経過とその戦場における教訓をわかりやすく解説した好著。

    【目次】(「BOOK」データベースより)
    第1章 平氏の支配確立(保元の乱-夜襲案を退けた上皇方の根本的ミス/平治の乱-平清盛の優れた判断能力が勝因)/第2章 源頼朝の挙兵(宇治の戦い-決起してからの手順があまりにお粗末/頼朝挙兵-「勝ち易き」を叩いた平凡な勝利 ほか)/第3章 木曽義仲の挙兵(市原の戦い-情報戦と優れた幕僚の大切さ/金砂城の戦い-勢いに乗った戦略の勝利 ほか)/第4章 源義経の戦歴(宇治川の戦い-六〇倍の敵を迎えた勇将の悲劇/三草山の夜襲-奇跡的な成功を許した平氏側のお粗末 ほか)/第5章 頼朝の天下確立(衣川の戦い-「中世のスターリン」頼朝の冷徹な戦略/奥州征伐-軍事的才覚より政治的才覚が天下を制す)

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