【目次】(「BOOK」データベースより)
    1 日本人の心のふるさとを知る六人(天照大神ー建国の神話を教えない国がどこにあるのか/神武天皇ー忠実より重要な日本人の心のよりどころ ほか)/2 日本的美徳のもとをつくった八人(聖徳太子ー日本精神の礎をつくった第一人者/天智天皇・天武天皇ー骨肉の争いより重要な文化・外交の目 ほか)/3 現代人が忘れた忠孝を教えてくれる六人(後鳥羽上皇ー文化人でも世を憂い戦乱に身を投じた/平重盛ー忠誠か孝行か、悩んだ末に選んだ道 ほか)/4 日本女性の文化度を見直させる四人(紫式部・清少納言ー世界に日本の文化水準を認めさせた二大女流作家/山内一豊の妻ー良妻の鏡の実像はどうだったのか ほか)/5 日本人に語り継ぎたい歴史的名場面の主人公六人(弁慶・義経ー虚実を超えた歴史悲劇の美しさ/森蘭丸ー自己犠牲こと、誇るべき日本の精神 ほか)




    私個人は法事の続く日曜日。
    でも今週もなんとか観られました。


    本日の清盛くん。
    真っ赤ないつもの入道スタイル。ダークな考えに拍車がかかっております。

    他の平氏のみなさんもお変わりありません。
    ああ、重盛(しげもり)くんは顔色が悪いです。

    伊豆の綺麗な頼朝(よりとも)くんは、政子(まさこ)ちゃんを伴い、従者の藤九郎(とうくろう)も引き連れて、北条の時政(ときまさ)父さんに政子ちゃんとの結婚の申し込みをしに行ったりして、いつもと違って行動的。

    遮那王(しゃなおう)くんは、弁慶(べんけい)と一緒に、お母さんの常盤御前(ときわごぜん)に会って別れを告げます。そして、奥州の覇者を頼っての途中、お父さんの亡くなった土地で元服して、名を「義経(よしつね)」と改め、・・・ああ、なんか源氏勢はオールスターが揃いつつありますねー。


    さて、本日のストーリーは、・・・・

    鹿ヶ谷の陰謀の後始末、そして清盛くんの娘であり、高倉天皇(たかくらてんのう)の后である徳子(とくこ)ちゃんが皇子を出産。清盛くん悲願の「平家の血を引く皇子」の誕生に、機は熟したとばかりに、鹿ケ谷の二の舞を避けるために後白河法皇(ごしらかわほうおう)さまを、平家の館に連れてくる(幽閉しようとする)ことを決行しようとするけど、嫡男・重盛くんの身を捨てての説得によって思いとどまるのであった・・・


    いやー、男の泣き落としに落とされましたねー。
    ま、『平家物語』でも、名文中の名場面のひとつだから、当たり前だね。
    この「忠孝の板ばさみ」に、心を動かされない日本人はいないでしょう。


    『平家物語』巻二  烽火之沙汰(ほうくわのさた)

    ・・・かなしきかな、きみのおんためにほうこうのちうをいたさんとすれば、めいろはちまんのいただきよりもなほたかきちちのおんたちまちにわすれんとす。いたましきかな、ふけうのつみをのがれんとすれば、きみのおんためにはすでにふちうのぎやくしんともなりぬべし。しんだいこれきはまれり。ぜひいかにもわきまへがたし。まうしうくるしよせんは、ただしげもりがくびをめされさふらへ。・・・

    (・・・悲しき哉、君の御ために奉公の忠をいたさんとすれば、迷廬(須弥山)八万の頂よりも猶たかき父の恩、忽ちに忘れんとす。痛ましき哉、不孝の罪をのがれんとすれば、君の御ためには既に不忠の逆臣ともなりぬべし。進退これ極まれり、是非いかにも弁えがたし。申しうくる所詮は、ただ重盛が首をめされ候へ。・・・)

    「・・・悲しきは、後白河法皇のために奉公の忠義を尽くさんとすれば、世界の中心にあるという須弥山の頂よりも高い父上の恩を忘れなければなりません。痛ましきは、不孝の罪を逃れようとすれば、後白河法皇のためにはすでに不忠の逆臣となってしまいます。進退ここに極まりました。なんともできません。つまるところ、今はただ、重盛の首をおはね下さい。・・・」

    「そうすれば、院へ攻め込むお供をすることはなく、また、院を守護して不孝をすることもありません」と、重盛くんの駆け引きなしの涙の訴えに、清盛くんも思いとどまりました。

    というか、ほとんど自決しそうな勢いだったもんな、この息子。
    ある意味で、このカリスマ傍若無人の妖怪の清盛くんとタメを張ってるワケだから、スゴイことはスゴイな、彼。

    ああ、でも、後白河法皇さまの最後の「手駒」にされちゃうんだろうから、どこまで行っても気の毒な人です。
    来週・・・可哀相で観られないかもなー・・・。


    さてさて、明るい話題に戻すと、頼朝くんと政子ちゃん一行だけども・・・

    北条の時政(ときまさ)父さんは、もっと怒るかなー(花嫁の父だし、このカップルのどちらかをブン殴るくらいまでいくかと)と思ったけど、割とあっさり認めちゃいましたね。

    ま、ずっと「佐殿(すけどの。頼朝くんの官位が「右兵衛佐(うひょうえのすけ)」だからそう呼ばれた)ラブ」な感じの時政父さんだから、ホントに政治的な問題さえなければ、全然反対する気は無かったろうしね。

    それに・・・藤九郎、ナイスっ!

    痩せた土地でも、自分が耕せば良い作物が出来るのが自慢な時政父さんに向かって、楽しいですよとそんなふうに我が主人を育ててくれとは、なんか野菜と自分の主人を一緒にしててスッゲー失礼なんだけど、ああ、家庭菜園もどきをやってた私にはわかる、これは殺し文句だよ。

    弱い苗は守ってやりたくなる、育ってくれればとても嬉しい、ましてや実が成ったりするとね、もう望外の喜びっ。
    かくして時政父さんの農作業魂に火がつき、源氏の棟梁を育ててしまうのであるな。
    ま、一件落着で政子ちゃんも良かったね。うん。

    明暗分かれつつある平氏と源氏の今日この頃でございましたな。



    はてさて、私個人的には法事の絡む日曜日。繰り返しになるけど、今後の私はドラマを観られるのか観られないのか?
    来週は、どうなりますことやら。











    【内容情報】(「BOOK」データベースより)
    千人の美女から選びぬかれた美少女常葉-。源義朝に愛され、二十三歳の若さで義経ら、三兄弟の母であった彼女が敵将・清盛の女となったのはなぜか。美しくも哀しい平治物語の世界を描く表題作のほか、『弓矢の話』『平重盛という人物』を収録。
    【目次】(「BOOK」データベースより)
    弓矢の話/常葉御前のこと/平重盛という人物


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    京都の寺院には日本を代表する庭園が多く存在し、それは奈良の寺院をはじめ地方のお寺を圧倒しています。なぜ京都の寺院には名庭が多いのか? 「にわ」とは一体何なのか? など、京都の寺院30ケ寺の庭園の分析を通じて、庭に一貫して流れる構造や思想、各寺院の庭園の知られざる変遷・歴史を探ります。単なる庭園のガイドではなく、庭園を超えて寺院の境内や周辺の景観をも含め、「てら」と「にわ」の関係、「庭」と日本文化の関わりについて考察する一冊。
    【内容情報】(「BOOK」データベースより)
    林泉を楽しむ。景観を探求する。京都の寺院30ヵ寺の庭園、さらに寺院の境内や周辺の景観を通じて、日本文化にとっての「にわ」について分析。新視点の庭園論。
    【目次】(「BOOK」データベースより)東寺・東寺の「にわ」-平坦な境内は、京都の庭の原形/西本願寺・虎渓の庭と白書院ー聚楽第伝来の巨石連なる「もてなしの庭」/東本願寺・門徒衆をもてなす「園」と「殿」-市中に展開する数寄と水の庭・渉成園/東福寺・「伽藍面」に別荘・月輪殿の記憶ー東福寺の境内と方丈・塔頭の庭園/泉涌寺・仏の庭と神の庭ー境内の景観は雄大な大庭園/智積院・学問の寺ならではの軽快感と華麗さー智積院・名勝庭園の構造/妙法院・平重盛「小松殿」の庭園を空想ー積翠園と妙法院/知恩院・京都の庭にあらわれる東国・鎌倉の風ー方丈庭園は常在光院庭園の後裔?/青蓮院・花の庭・数寄の庭から緑濃き寺にー検証、中世・近世の青蓮院庭園/南禅寺・貴族遊興の場から禅の庭への変身ー大方丈庭園と南禅院庭園〔ほか〕

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